まめフォトについて、よく聞かれる質問があります
「なんで、ここなんですか？」
駅から近いわけでもなく、どちらかというとおじいちゃん・おばあちゃんが多い東久留米市の滝山団地。
わざわざここで、フォトスタジオを？
そう思われるのも、自然だと思います。
みなさんは「団地」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか？
最近は、
・ちょっと治安が悪そう
・古くて暗い
・低所得の人が多そう
そんな印象を持たれることも、少なくありません。
でも、私にとっての滝山団地は、まったく違います。
私の原点にある場所
まめフォトのあるこの部屋には、もともと父方のおばあちゃんが住んでいました。赤ちゃんのころから、私は何度も通っていた場所です。
隣の棟にはピアノの先生がいて、4歳から大学生になるまで通っていました。
5分ほど歩いた先にある滝山商店街では、毎年夏になると阿波踊りが行われます。
私は「舞々連（まいまいれん）」というグループで、4歳から大学生まで参加していました。
誰にでも声をかけ、誰にでも手を差し伸べる。とても人付き合いのあたたかいおばあちゃんでした。
おばあちゃんの家に行くたびに、近所の方たちが「まりちゃん」と声をかけてくれたこと、今でもよく覚えています。
滝山団地は、私にとって特別な思い出のある場所です。
ご縁が重なって、スタジオに
そんなおばあちゃんが認知症になり、しばらく前に施設へ入ることになりました。
その後、ご縁が重なり、この部屋をスタジオとして使わせてもらうことになりました。
久しぶりに滝山団地に足を運ぶと、昔から知っている方が「久しぶりだね」と声をかけてくれて。
やっぱり、ここはあたたかい場所だなと感じました。
スタジオをつくるにあたっては、まず大量の荷物の整理から。
部屋数も多く、妊娠中に作業していたので正直かなり大変でしたが、少しずつ手を入れながら、スタジオ仕様に整えていきました。
完成までには、約1年ほどかかりました。
いちばん好きだった部屋で
スタジオにしているこの部屋は、もともとおばあちゃんが編み物の仕事をしていた部屋。
あたたかくて、明るくて、やさしい空気のある場所です。
ここで、子どもたちと出会い、家族の大切な一瞬を残す仕事ができたら。
そんな想いから、この場所でまめフォトを始めました。
古い団地で、新しい一瞬を残す
歴史のある、あたたかな滝山団地。
その場所で、新しく生まれる命や、新しく始まる家族の時間を残す。
このコントラストが、私は好きです。
おばあちゃんが私に注いでくれた愛情を。
おばあちゃんが大切にしていたこの場所で。
今度は私が、写真というかたちで、そっと手渡していけたら。
ここで残した「今」が、未来の誰かの心のお守りになりますように。
まとめ
この場所で、たくさんの家族と出会ってきました。
赤ちゃんのことも、ママのことも、一人ひとり違うから、撮り方も同じじゃなくていい。
まめフォトでは、そのご家族に合うかたちを一緒に考えながら撮影しています。
月齢・年齢に合わせたプランをご用意しています。当てはまるのもをタップして見てみてね↓↓
