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これって親の責任?座って食べない1歳児

育児

離乳食が始まってから、何かと「子どもの食事」に関して、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事を書いているまめフォト店長であるMARIKOは、保育士資格を持つ1歳児の現役ママです。そんな私が一番!と言っていいほど、ママ友に相談されることは、まさにこの食事の悩み。

特に「座って食べてくれない!」という悩みは、多くのママが抱えている問題の一つです。

結論から言うと、1歳児が座って食べられないのは、必ずしも親の責任とは言えません。

では、なぜ1歳児は座って食べられないの?

1歳児は、まさに「動くこと=楽しい!」という時期。集中力もまだ短く、常に新しいものに興味を示します。食事中も例外ではなく、立ち上がって周りを見渡したり、遊びたくなったりするのは自然なことなのです。

ただし、だからと言って、座って食べられない状態を「まぁいっかぁ〜」とそのままにしていては、これからますます親の首を絞めることになります。

1歳児は、座って食べることが難しいだけで、できないわけではありません。(お子さんの特性によっては、どうしても難しい場合もあります。)良くも悪くも、親の関わり方によって、子どもの行動は180度変わるものです。

1歳半を過ぎてくると、ますます子どもには自我が芽生えてくるので、軌道修正するのがどんどん難しくなっていきます。その前に、1日でも早く、よりスムーズに食事の時間を過ごせるための方法を知って実践してみましょう!

もちろん、アレルギーや離乳食を全く食べてくれない!など、さまざまなケースがありますので、そのような場合は、お子さんの成長に合わせて無理なく進めていってくださいね。

1. 同じ場所・同じ時間で「座って食べる」を習慣化する

1つ目は、同じ場所・同じ時間で「座って食べる」ことを習慣化することです。

ご飯が好きな子であれば、座ったらご飯を食べられる・立ち上がったらご飯はおしまいなんだよということを、親が言葉と行動で示しましょう。メリハリのある関わりが大切です。

言葉を伝えるときは「座ろう」「食べよう」「おしまい」など、端的に伝えましょう。意味が伝わってなくても、同じタイミングで伝えていくことが大切です。

親心としては、少しでもご飯をちゃんと食べてもらいたいと思うものですが、追いかけ回して食べさせるのはおすすめできません。

「立ち上がっててもママはご飯をくれるんだ」「立ち上がったらママが声をかけて構ってくれるんだ」と間違った学習をしてしまいます。

すでに座って食べられない状態の場合は、座れたら思いっきり褒めてあげることも忘れずに!立ち上がったら怒らず構わず食事を下げる。それを根気良く続けましょう。

1歳児時点であまりにも食事が進まなかったり嫌がったりする場合は、食べ物の形態やかたさが発達にあっていない・味が薄すぎる可能性もあります。そのお話しになると長くなるので、心配な場合は、個別でご相談ください!

2. 遊びの場所と食べる場所を分ける

乳児期のうちは特に、

  • 遊びの場所
  • 寝る場所
  • 食べる場所
  • 着替える場所

などを明確に区切ることで、子どもたちが混乱せず生活できます。食事と遊びの場所が一緒になっている場合は、できるだけ別の場所にしてみましょう。

また、食事中は食事に集中できる環境を作ることも大切です。そのためには、視界に入るものを限定しましょう。1歳前後は気が散りやすい時期なので、無理のない範囲で食事環境にも配慮できるといいですね。

3. 足がしっかりつく椅子を選ぶ

お座りができるようになってきたら、安定した姿勢で食事ができるようにしていく必要があります。足の裏がしっかりとつく椅子を選ぶことで、安定した姿勢で食事に集中できるようになります。

足が宙に浮いた状態では、上半身が安定せず、噛む力も弱まってしまうのです。ゆがんだ姿勢で食べ続けると、歯並びにも大きく影響すると言う歯科医もいます。

ちなみにうちでは、サイベックスレモチェア3in1の椅子を使用しています。この椅子は、まぁまぁいいお値段するのですが、

  • まだ身長が低い時期からでも、足の高さがしっかり調整できる(他の椅子はほとんどできない)
  • 付属のベルトがしっかりしてるため、立ち上がりにくい
  • 1歳児以降では、別売りの「ラーニングタワー」で台所育児ができる
  • 大人になっても座れる

など、さまざまな観点からコスパがいいと判断して購入に至りました!ベビーカーや可愛い洋服にお金を賭けるのもいいけれど、やっぱり何にも変えられないのは「子どもの健康」

上記のように考える方には、サイベックスレモチェア3in1を全力でおすすめします↓↓

↑画像をクリックすると商品詳細が見れます。

4. 台所育児を取り入れてみる

先ほどチラッと出てきた「台所育児」とは一体なんなのでしょうか?簡単に言うと、野菜の皮を一緒に剥いたり、お米を一緒にといだり……料理作りの一部を体験させる「食育(食事に興味が湧くよう促す教育)」のことです。

まだしっかり立てない時期は、トウモロコシの皮剥きや単純に野菜を触ってみるなどがおすすめ。1歳を過ぎてしっかり立てるようになってきたら、台所のシンクでお米を触ってみたり、水を入れて研いでみたり(大人が手を添えて)、少しずついろんなことさせてみましょう。

サイベックスの「ラーニングタワー」であれば、台所などの高いところでも安全に参加できますよ。

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特に、食べムラがひどい・食べ物をいっぱい落とすなど姿は見られるお子さんに「台所育児」をおすすめします。結構大変だけどね!笑

我が家も1歳を迎えて、食べムラが出てきたので、台所育児をスタートしました。初日は米や野菜を一緒に洗ったり、母が切った野菜をボウルからお鍋に移してみたり。

すると、初日から効果絶大!ぺろっとご飯を食べていましたよ。

もちろん、個々の発達や状態に合わせて安全な範囲で手伝いをしてもらいましょう。

5. 食事は楽しい時間であることが一番!

最後に、一番大切なことは、食事は楽しい時間であること。保育士が必ず勉強する厚生労働省が告示している「保育所保育指針」には、以下のような文言があります。

健康な心と体を育てるためには望ましい食習慣の形成が重要であることを踏まえ、ゆったりとした雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。

保育所保育指針(厚生労働省)

親がやるべきことはたくさんありますが、まずは焦らずゆっくりと食事を楽しめるような雰囲気作りを心がけましょう。親が適切な対応を繰り返しているうちに、食べられるようになる子もいるはずです。

理想を言うと、自分で立ち上がる前から今まで紹介した対応を繰り返し経験できているのが一番。

もちろんうちの子も、椅子から立ち上がろうとする時期もありました。幸いご飯は大好きだったので、座ってエプロンをつけて、いただきますをしたら(ここでめっちゃ褒める!)ご飯が食べられる。

ご飯を落としたり遊び食べをし始めたら「おしまいだよ(怒鳴ったりはせず真顔で低い声で伝える)」などの対応をしました。

子どもと関わる大人で対応が違うと混乱させてしまい定着しないので、パパにもしっかり伝えて家庭内で一貫した対応をしたところ、すぐに落ち着きました。

一度、座らなくても食べさせてもらえると学習するとなかなか修正できません。イヤイヤ期に入ると、ますます大変になります。

今の状況から抜け出したいなと思っている方は、ぜひ1日でも早く、食事の環境や関わり方を見直してみてくださいね。

この記事は、あくまで一般的な情報であり、全てのケースに当てはまるものではありません。お子様の状況に合わせて、適切な対応をしてください。